今日も

 

怖い。

自分の心の声を聞くのが怖い。

 

 

 

人生うまく行く時はトントン拍子に行くもんだよと言うけれど

ここ数ヶ月でそれを感じることがあって、

まだ付き合って日が浅い彼と来年の春から一緒に住んで、結婚することも見据えるようになったのだ

 

私はもうそんな年齢なのだけど

 

それでも

 

私の心の中にずっといる人がいる

それはどうやったって変えられないんだ

 

 

自分でそれを願った

一生

死ぬ瞬間までの自分の人生でずっと

彼を想っていたい

本気でそう思ったよ

高校を卒業したとき、きっとこの想いは薄れていくんだろうな、忘れていくんだろうな、とわかって

怖くなった

未来の自分に腹が立った

なんで忘れることなんかできるの?

それでもその頃

まだ10代だった自分にもわかっていたことは

後にも先にもこんなに人を好きになることはない

ということ

だからずっと忘れないでいてよ

ずっと想っていてよ

あの頃の願いは今の私にも届いていて

大丈夫だよ、大丈夫だよと思いながら

あの頃の自分の思いに縛られて苦しくなる

正直ここまでとは思わんかったよ

 

知り合わなければよかったのかな

あの人のことなんか最初から知らずに生きて

友達があの人のことを好きになったら

そんな人はやめたほうがいいと

私は絶対に止めるよ

実際私だって言われことだ

信頼する上司にあの人のことを少し話すと

その人は絶対にダメだ。

その人を選んだらあんたは不幸で馬鹿な女だと

そう言われた。

そうだよな。そうだよな。

そうだよな。

あの人のことを考えると

悲しくなって苦しくなって思い出して

それでも少し口元が綻んでしまう

 

 

 

 

耳を澄ますと聞こえてきてしまう

そんな心の本音が聞こえてきてしまう

 

 

 

あの頃の私の願いを叶えながら私は生きてる